変形性膝関節症に対しての正しい診かた!大腿四頭筋アプローチが必須

「変形性膝関節症に悩まれている患者さんを良くしたい」
「膝痛に対しての知識を深堀したい」

今回のブログでは変形性膝関節症に対して悩まれている患者さんが今現在いるセラピストのあなたに向けて記事を書いています。

変形性膝関節症

高齢者の中でも最も多い膝痛の中に「変形性膝関節症」がありますよね?変形性膝関節症の進行は、ステージ1~5までの5段階に分けることが出来ます。

変形性膝関節症ステージ1

骨棘が生じる段階

変形性膝関節症ステージ2

大腿骨と脛骨の関節軟骨がすり減り、骨と骨の間の隙間(関節裂隙)が狭くなっているものの、正常な場合の半分以上の隙間を残している段階

変形性膝関節症ステージ3

関節裂隙が更に狭くなり、隙間が無くなる段階です。この時に膝を支える靭帯などが緩み、横ブレを起こすようになります。

変形性膝関節症ステージ4

関節裂隙が消失して、ステージ5未満の骨の摩耗が診られる段階

変形性膝関節症ステージ5

骨の摩耗が進み、大腿骨と脛骨がずれて膝が傾いている段階

一言で変形性膝関節症と言ってもこれだけステージがあるので、状態によっては軽度のものもあれば、重度の場合も考えれれるという事です。私たちは、外科的なアプローチが出来ないので手技療法で治療をしていくしかありません。

変形性膝関節症のアプローチ

大腿四頭筋は「大腿直筋」「外側広筋」「中間広筋」「内側広筋」の4つの筋肉から構成されます。大腿直筋は下前腸骨棘に付着して、外側広筋は大腿骨の外側唇・中間広筋は大腿骨前面、外側・内側広筋は大腿骨の内側唇に付着しています。さらに4つの筋肉は、膝蓋靭帯を経て脛骨粗面に停止します。

この大腿四頭筋の付着部から分かるように、大腿四頭筋は大腿骨の前面だけをアプローチしても不完全という事です。内側広筋・外側広筋に関しては大腿骨の後面から起こっているので、当然ハムストリングス側のアプローチも必須になってきます。ですから、大腿前面・後面の両方をアプローチしなければいけません。

大腿部前面に関しては、膝を軽度屈曲位にさせて、押圧もしくはオイルを使用してマッサージを行います。その際に膝蓋骨も上下、左右に動かすようにしましょう。特に変形が進んでくると膝蓋の位置が内側へずれやすくなるので、動きを出すことも必要となってきます。

変形性膝関節症は、大腿四頭筋が大切

普段の治療から大腿四頭筋を触ることは容易な事だと思います。ただし、付着部をしっかりと考えてアプローチしないと、不完全なままの治療となってしまいます。その大腿四頭筋に対してマッサージやモビリゼーション、筋膜リリース、鍼治療を行なうことで、いい結果が生まれるでしょう。