痛みや凝りが起きやすい5つの原因と17つの起きやすい部分を考察

「痛みやコリが起きやすい原因を知りたい」
「山根悟D.C.の考え方を知って現場に生かしたい」

この記事はそんなあなたの為に書きました。

痛みや凝りが起きやすい原因

社会は「右利き用」にシステムが成り立っていて、人間の身体には明らかに左右差が存在します。そのことを「ラテラリゼーション:一側優位性」と言います。そのことが良くわかるとどのように痛みが出るのか?または凝りが出るのかを理解することが出来るので是非ご覧になってください。

痛みや凝りの原因➀ 人間の手

人間の手は左が大きくて長い。試しに左右の中指の横紋を正しく合わせ比べてみてください。左が長い人が多いことに気づくはずです。また左の方が太く、腕を伸ばして比べてみると、左腕が明らかに長いです。

痛みや凝りの原因➁ 人間の足

立っているときでも、歩いているときでも、右足は左足より体の重心下に近く踏み込んでいます。実測の場合、左足が長くて太い。しかし体の歪みから左足は真っ直ぐ伸び、右足は少し膝が曲がり、外旋しているためO脚気味の人が多いです。

痛みや凝りの原因➂ 足の裏

足裏の「タコ」はかかとの外側と親指の付け根が理想となります。左回旋、左側屈、前屈が得意となり反対の右回旋、右側屈、後屈が不得意になります。
前屈・・・かかとに体重移動
後屈・・・つま先に体重移動
側屈・・・左側屈の場合、左の母趾、右の小指側に体重移動
回旋・・・左回旋の場合、左小指側、右母趾側に体重移動

痛みや凝りの原因➃ 立位

立っているだけでは足が故障しているかよく分かりませんが、歩けばすぐに分かります。そこで正しい歩行に注目してみたい。

痛みや凝りの原因➄ 歩行

骨盤の動きを後ろから観察してみると、左に6分、右に4分の回旋が行われている。わかりやすく言えば「右足荷重の左前歩行」です。
身体が調子悪い人は左荷重で骨盤は左回旋しています。良い状態を作るには出来るだけ右回旋する状態を作りましょう。

筋の異常緊張をとる方法

動的な筋組織では起こりにくく、興奮と弛緩を絶えず繰り返していて、受動的な支持組織で、主にコラーゲンから出来ている膠原繊維が多い組織の筋膜や骨膜で、動作が多いと代謝は行われますが、動作がないと代謝は緩慢で、「痛み」の閾値は低くなります。

1.歪みにより、コンパートメントが短縮、緊張した部位、あるいは伸張しすぎた部位(短縮した左側にぎっくり腰、寝違いが起き、緊張した筋にアプローチしても症状は改善しない)
2.血液循環が悪く、緩慢な代謝から内部に異常興奮が起きやすい。(こむら返り)
3.上述の複合で循環障害が起き、コンパートメントが短くても長くても内部の筋に興奮が起き、緊張が起きます(背部痛)
筋に無理にアプローチするのではなく、筋の環境を本来の環境に戻すこと。多くの人は顔は歪み、体は右より左に向きやすく、体幹は左が短縮し、右側は伸展して、歪みを助長します。
右利き社会では、無意識、反射的に収縮する左側は、脊柱起立筋のコンパートメントが右側より短く、広く、薄くなり、頚部から肩にかけて僧帽筋、腰仙部の腰背腱膜などが緊張、短縮します。右側も左側の短縮により、伸展から伸張反射が起き、筋が緊張し、胸郭の筋膜、骨膜に緊張が生じます。自発痛や圧痛が発生し、体の警告信号になります。
これを取り除くにはコンパートメントそのものを変えること、柔軟性をあげ、可動性を増やし、いろいろな動作を取り入れて、筋の代謝を良くし、筋の興奮性を減らし、刺激に対して鈍感にすることです。
人間には体全体で約200の関節が存在します。一つ一つの関節には前・後屈、左右の側屈、左右の回旋があるので、合計約1200通りの関節運動が行われます。まずは体の運動の要である腰部でチェックをしてみると、その際多くの患者さんは前屈、左側屈、左の回旋が「やりやすい」と感じるはずです。
通常「曲がっていること」は良いことではないと考えますが、「よく曲がる」「ものすごく曲がる」ことは良いことです。つまり私たちは「曲がること」より「曲がらないこと」を見つけ出すことが大事な検査ということになります。したがってこの場合、「曲がらない」「曲がりにくい」可動域とは、「後ろ曲げ」と「右曲げ」と「右ひねり」という事になります。脳の出力を筋の収縮に限った場合、脳が正しく働いていると仮定すれば、「曲がらない筋肉」と「伸びない拮抗筋」あるいは「関節の拘縮」が考えられます。

凝りや痛みの起きやすい17つの部位

  1. 左頭頚部(頚筋膜)から左肩背部(僧帽筋の筋膜)にかけての筋膜
  2. 左腸肋筋(膏肓)の筋膜、骨膜
  3. 左背腰部の筋膜、骨膜
  4. 右胸腰椎移行部の骨膜、筋膜
  5. 胸郭右背部膨隆部の骨膜(肋骨角、第2・第7肋骨)
  6. 左前胸郭下部肋軟骨部の筋膜、骨膜
  7. 左腰仙部の筋膜、骨膜
  8. 右大胸筋、小胸筋の筋膜
  9. 左顎関節周辺の支持組織
  10. 脊柱起立筋を含む胸腰筋膜後葉(浅葉)
  11. 下腿の内側を除く筋膜(腓腹筋、腓骨筋)
  12. 膝部(大腿四頭筋腱付着部の膝蓋骨両側、後方の膝窩下方)
  13. 坐骨神経走行部
  14. 円背の肋骨の肋骨角
  15. 腹腔上部内臓後壁の筋膜、骨膜
  16. 上腕骨下端の内側上顆、外側上顆の筋膜、骨膜
  17. 肩関節を含む三角筋の筋膜、大結節

痛みや凝りが起きやすい原因と考察:まとめ

あなた自身も、この5つを検査項目に入れて、尚且つ反応の出やすい17つのポイントを上手く治療に含むことが出来ればいい結果がでるのではないでしょうか?