治療家のセミナーで習得する下部頚椎・上部胸椎の解剖と構造について

「右上肢に痛みが出ている患者さんが居て何処をアプローチすればいいのかわからない」
「特に下部頚椎と上部胸椎について詳しく知りたい」

このブログはこのような悩みを抱えているあなたに向けて記事を書きました。

治療家のセミナーで習得する下部頚椎・上部胸椎の解剖と構造

下部頚椎と上部胸椎は右上肢の症状が出ている場合にとても重要なポイントとなります。この部分が理解することが出来ればマッサージやカイロプラクティックなどの手技療法によって改善する例がとても多いのです。そこで、まずは下部頚椎と上部胸椎の解剖と構造について理解していきましょう。

【治療家セミナー】下部頚椎・上部胸椎に大事な3つのポイント

下部頚椎と上部胸椎で重要なポイントは「胸椎」「胸郭」「肋骨」この3つです。

胸椎

胸椎は関節によって肋骨と連結し、12の椎間により構成されます。腰椎と比較すると、椎間板の厚みは薄く、椎体の1/6であるため可動性が制限されます。胸椎の椎体は、円筒状で断面は円形に近いです。

関節と鬼面は円形で扁平になって、上関節突起の関節面は後上方に、下関節突起は前下方に向いています。これらにより屈曲、伸展、側屈の動きが可能となるのです。

胸椎の関節面は、椎体の中心を軸とした円を描く動きが出来るように形成されています。胸椎の椎弓版は扁平な長方形で、他て幅が横幅よりも長いことが特徴です。椎弓版は屋根の河原の様に、それぞれ重なり合っています。

横突起は上位から買いに向けて次第に長さが短縮していきます。Th1~Th10までの横突起前面には肋骨結節に接する関節面があり、棘突起は長く伸長して両脇から圧縮され更に下方に伸びています。このため、胸椎の過伸展を防ぐようになっています。

胸椎は椎骨の胸部への接合となるので可動性が制限されます。特に肩甲骨の間にあるTh1~Th7までの可動性は小さいです。これは肋軟骨が短いため肋骨(真肋)が直接胸骨と連結して僅かな可動性を生じます。

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胸郭

胸郭は後方にある胸椎と前方にある胸骨、肋骨で構成されます。胸骨は胸郭部の前方にある扁平な骨で辻の3つの部位で形成されています。

  1. 胸骨柄:胸骨柄の上端は鎖骨と面している
  2. 胸骨体:両端に7つの切痕があり、第1~7肋軟骨と接する
  3. 剣状突起

肋骨

肋骨は扁平で捻じれながら新調した骨です。各肋骨の後方の先端は、次の3部位により形成されます。

  1. 上方から見ると、肋骨の側縁部がバケツの手の様な形状
  2. 全部から見るとイタリック帯のSのような形
  3. 肋骨の一部を「まっすぐに伸ばす」と長軸に沿って捻転が見られる

つまり肋骨頭、肋骨結節、肋骨体、肋軟骨と接する前端部、肋骨は3通りに湾曲しているという事です。

肋骨は「張力が加わって」湾曲している刃に似ています。肋骨はそれぞれ数本の小さな人体によって連結しながら固定されています。胸部前面では肋骨はそれぞれ肋軟骨を介して肋骨と付着しており肋軟骨により胸部の弾力性は増加します。第1~7肋骨までは短く、胸骨に直接連結します。これらを真肋と呼びます。

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肋骨の動き

肋骨の動きは、バケツの柄の動きに似ていて肋骨が上下に動くと、バケツ、つまり胸部の直径に変化します。肋骨後面は2つの関節の中心を軸として車軸状に稼動します。

  • 1つの関節は2つの関節面を持ち椎体と接合
  • もう1つの関節は椎骨の横突起と接合

上部頚椎の軸はより外報にむき上部肋骨が挙上すると、胸郭前方の直径が増加するのです。

【治療家セミナー】下部頚椎・上部胸椎の解剖・構造:まとめ

主に胸椎、胸郭、肋骨部分のアプローチをすることによって、右上肢の痺れや痛みなどを取り除くことが出来ます。あなた自身ももしなかなか症状が取れない患者さんが居た場合はこの3つの部分を疑ってみてはどうでしょうか?